【完】白のあなたに恋をする







それから、よく覚えてない。


私の目は白で覆われて何も見えなくて、


ただ分かったのは、


とても、痛々しい音ばかりだった。



それと同時に聞こえたのは、


たまに聞こえる唸り声。




この時、白はどれだけの痛みに耐えてたんだろう…。




私は何も出来なかった自分が嫌になる。



あのとき…、



あのとき、私が立ち上がりさえしてれば…!!










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