【完】白のあなたに恋をする
私はそこにあった椅子に座った。
「白、大丈夫なの…?」
「…あぁ。」
「……ごめんね。」
私はどんな言葉より、その言葉を選んだ。
本当に申し訳ないって思ってるから…。
「謝んなよ。」
「うん…でも、謝りたい…。それとね、私もうひとつ白に聞きたいことがあってきたんだ。」
「ん…。まぁ、体育祭で一位もとれたし…聞いてやるよ」
といって白は笑って私の頭をなでた。
ドキッ…と、私の心臓は跳ね返る。
おかしいな…、宏くんに撫でられたときはこんなことなかったのに…。
やっぱり、私、白が好き…なんだな…。
「で?聞きたいことって、なに?」