【完】白のあなたに恋をする
「えーと…たしか…あっ!あった!」
「この店か?」
私が行きたかった店は最近できたばかりのお店で、落ち着いた感じのお店。
雑誌に載っていたから、行ってみたいって思ってたんだよね。
「じゃ、入るか。」
「うんっ!」
お店のドアを開けると、リズムよくカランコロンとなる鈴が響いた。
「いらっしゃいませ。何名さまですか?」
「えと…」
「二名です。」
戸惑う私の代わりに白が答えてくれた。
「では、こちらになります。」
わ…、白こういう落ち着いたお店慣れてるのかな…?
私なんか、ちょっと戸惑って白みたいな反応になれないよっ。
なんか、本当に白は大人って感じがするな…。