【完】白のあなたに恋をする
私たちは店を出た。
外に出てみると、真っ青な空が見えて綺麗だった。
「うわー…なんか綺麗だねぇ…」
「…そうだな。この位晴れてれば見えるかな…?」
「?、何が見えるの?」
「…、杏、電車乗る金あるか?」
「え、もちろんあるよ?」
この日なために、お財布に結構入れてきたから、電車代くらいはある。
「よし、杏、いまから俺についてこいよ?」
「え?どこに行くの?」
「秘密。」