【完】白のあなたに恋をする





「っ…杏…。」


「……っっ。」


は、恥ずかしい…!


でも、少しでも伝えられたら…。


「杏…!」


白はその大きな体で私をきつく包む。


じんわりと、白の体温が伝わる。


さらっと、白が私の髪をまるで壊れ物を扱うように撫でている。



私はその仕草が、白の全てが愛しくて、白に負けないくらいぎゅっと抱きついた。







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