【完】白のあなたに恋をする
七橋くんは相変わらず無口で、
空を見つめていた。
まぁ、別に話をしなくてもいいんじゃない。
ばかだなぁ私は。
あれ…?
そういえば七橋くん女子と馴れ合う気はないって
いいながら私と喋ったよね…。
「……なに一人で笑ってんの…?」
「えっ!?あっごめん!」
「……」
変なやつだと思われたかな…
「あのっ、七橋くん、女子と馴れ合うつもりないって
いっておいて、私と喋ったから、おかしくて…」
私は必死に弁解した。
…なにをいってるんだか…。
目を七橋くんにうつすと、
七橋くんは驚いたように私を見ていた。
やっぱ変って思われたかも…。