【完】白のあなたに恋をする

｢…何ニヤニヤしてんだよ。｣


｢え！？そんな顔してた！？｣


｢してたしてたぁ～！どうせ白のことでも考えてたんでしょぉ！！｣


｢ちっ、ちが…！…くないけど…！｣


ってなに言わすのー！？


｢…ったく、宏、柴崎、俺らちょっと用事あるから。｣


｢え…？なんか私たち用事あった…むぐ！！｣


な、なに！？


白は私の口をうしろから塞いできた。


｢用事？なら仕方ないなぁ…、じゃあねっ杏っ！…ついでに白も。｣


｢ついでは余計だ、ばか宏。じゃあな。｣


｢ばいばぁ～いっ！杏！七橋くん！｣


｢む、むぐぐぅ～！｣


そうして、私は白に口を塞がられたまま、拉致されるようにつれてかれた。