【完】白のあなたに恋をする





「…ん。」


私はそれしか言えなかった。

それ以上言うと、涙が出そうで…。


「杏…、帰るか。」


「ん…。」


白はそっと私の手を繋ごうとしたけど、


私は気づかないふりをして、
白を避けた。









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