【完】白のあなたに恋をする



「お前…俺のことこわくないの?」


え?

怖いっていうか…


「綺麗…?」


「は?」


また変な風に呟いてしまった…!!


「答えになってないし…」


「ごっごめん!だって…綺麗な髪してるから…」


「綺麗…?」


風がなびく。

そのたびに七橋くんの白い髪は光って、


綺麗だなぁって思ってた。


「…こんな髪、気持ち悪いだけじゃん。」


七橋くんはそういうと拗ねたように目を
反らした。
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