【完】白のあなたに恋をする





玄関に来て、靴を履いて、外に出ると、

案の定外は寒くて耳がすぐにキンキンに冷えてしまった。



「う~…寒いねぇ…」



「そうだな…」


白、本当に眠そうだなぁ…。


こんなところで寝たら凍死しそうだね。


凍死しないためにも私は早めに歩こうとしたとき、


キンキンに冷えた耳から、女の子の声が背後から入ってきた。



「白くーんっ!杏ちゃん!!」


「…唯…さん?」








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