【完】白のあなたに恋をする






それは、ほんの少しの時間。


だけど、白の温もりが、そっと私の唇に伝わった気がした…。


すっと、私が顔を離すと、白の顔はりんごの様に赤くなっていた。


「あ、杏…?」


そんな白が私はとても愛おしく感じてしまう。


だから…


「今ので…、許すっ。」


私はいつから元気が戻ったのか、ニコっと笑えるようになっていた。





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