【完】白のあなたに恋をする
―――――――…
【杏side】
「…それにしても、白遅いなぁ…。」
私は自分の席から白の席を見た。
すると、宏くんが心配そうに、しゃがんで私の顔を除き混んだ。
「大丈夫?今日、白なんでいないの?」
「うん…、なんか今朝電話かかってきて、急用があるから遅刻するって…」
そう、いつも私の家の前で待っててくれるはずの白が、
今日はいなくて、きっと私は暗い顔をしてるんだろうな…。
「そっかぁ…、白のやつ何があったんだろうな…。」
「うん…、でもすぐに学校にくるよっ…!」