【完】白のあなたに恋をする
亀裂の結末
ん…、ここは…?どこ…?
私の体の下はふかふかとしたベットらしき手触り。
「………っ!?」
立とうとすると、何かで縛られてるようで、体が言うことを聞かない。
しかも、布のようなもので目隠しをされているらしく、辺りが見回せない…。
誰がこんなことを…?
私は不安と恐怖に教われながらも、
懸命に記憶を辿った。
あ…、そうだ、私、
宏くんに腕を捕まれてつれてこられて…、
そして誰かに殴られて…。
バンッ!!!
「…!?」
すごい勢いでドアが開かれる音がした。
……誰っ!?