【完】白のあなたに恋をする
私がアピールするにつれて、
白もようやく私に心を開いていたとき。
登下校も一緒でそれが当たり前のようになっていた。
けれど、いつからか、当たり前のことが、当たり前のことじゃなくなっていった…。
いつもなら一緒に登下校するはずの道は乏しく私一人で歩くことになってしまった。
理由は、白がここ最近学校に来なくなったから。
私は心配になって電話をいれた。
白はそれに答えるように、訳を話してくれた。
どうやら、白は病院に通っているらしい。
でも、教えてくれたのはそれだけで、
なぜ病院に通っているのかは、私がいくら聞いても話してはくれなかった…。
私は分からないまま、二週間。
白のいない毎日を過ごしていた。
そんなある日。
白が二週間ぶりに、学校にきて、
私の前に姿を表した。