【完】白のあなたに恋をする
そして、
私たちは学校の1番高いところ。
屋上に来た。
頬にあたる風が、今の空気とは対象に、気持ちよかった。
「…白くん。話ってなに…?」
白は、ゆっくりとその綺麗な顏を私に向けて振り向いた。
その瞳は、ゆらゆらと揺れて、
悲しそうな、辛そうな瞳だった。
私はそんな顏をみて、
平常心を保ってた心臓がドクドクとなりはじめた。
……もしかして別れ話…?
怖い…、白の口から何を話されるのか、
怖いっ…。
「唯…」