【完】白のあなたに恋をする





「そして…、俺の病気は今更になって悪化して、俺の体は吐血を繰り返した…。

ここ最近、学校を休んでたのはそのせいなんだ…。やっと吐血が止まったところだが…。

医者曰く…、俺はっ…いつ死んでもおなしくない状況らしい…。

今まで黙ってて…ごめん…。」





…は…?


なんなの、白、なにいってるの…?


「訳…わかんない…っ」



「唯…、ごめん…。こんな俺だけど、
お前が好きだ…。」



白は今にも泣きそうな子供みたいな目で私をゆっくりと見つめた。


普段なら嬉しいだろう。私は。
だって白が好きだなんて、らしくないこと…。


でも、今は全然嬉しくない。

…嬉しくない。
むしろ、イライラする…。



「唯…。」


やめて、その声で私を呼ばないで…。


「…唯?」


やめて…。


「ゆ…」



「やめてぇぇえ!!!!!



っ…!!もう私に近づかないでっ!!
何が病気よ…、わ、私をっ…


私をあんたの人生に巻き込まないでっ…!!!

あんた…なんか…どこにでも行っちゃえ…。

あんたなんて…あんたなんてぇえっ…!!!!!!!」



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