【完】白のあなたに恋をする
【唯side】
「ごめん____…」
白はそう唯さんに言った。
きっと、他に言いたいこともあったんだろう。
けど、白の背中から、すっきりしたように感じた。
一方…、
唯さんのほうはわからない。
座ったまま、顔を両手で隠していた。
かすれてる涙声だけが聞こえるだけだった…。
そんな唯さんの状態が少し続いて、
唯さんは口を開いた。
「っ…、わかった…っ。」
そう呟いた。
全てが終わったように。