【完】白のあなたに恋をする
結末の先
それから。
宏くんと私は、傷ついた白と共に、
私たちが恋人になったときの病院に居る。
宏くんはその病院で怪我の手当てに。
れなは警察の事情聴取のため、刑務所で取り調べをされに言ってしまった。
本当は私も行かなくてはならないんだけど、れなが「七橋くんのそばにいてあげて。」と言って私の背中を押してくれた。
そして、私は……
私は今、手術中のランプが点灯している前にいる。
この中にいる白に、
どうか…助かってと願いながら。
「白っ…。」
そう言った時、
誰がの気配がした。
凄い速さで走っているだとうと思われる音とともに。
「……つっ…、白はっ…、白はっ…!?」
「…あなたは…?」