【完】白のあなたに恋をする
その気配の人は、30歳から40歳と言ったところだろうか…?
すらっとした体に、清楚な服を身にまとっていた女性だった。
その女性にほぼ全く老けた様子は見られなく、とても綺麗な茶髪を持っていた人だった。
その人は私を見るなり、私の両肩を掴み揺さぶってきた。
「白は…!?白はどうなってるの!?」
ガクンガクンと私の体ごと揺らされる。
私は驚きが大きくて多くのことを分からなかった。
ただ、分かったのは…
もしかして……
「白の…お母さん…?」