【完】白のあなたに恋をする
「え!?」
「だって顔、ニヤニヤしてるよ??」
「えぇ!?」
私はいそいで顔を隠した。
そんな私の行動が面白いのかれなは私の顔を
のぞきこんでいたずらに笑った。
「杏って顔に出るタイプなんだねー♪
よーし…!はけはけー!!!」
「きゃあ!やめてやめてー!くすぐったい!」
れなは私にとびついて脇をくすぐった。
「わっわかった!ほっ放課後話すからっ!
あはははは!!」
「ほんとにー??なら放してやろう!」
やっと解放されて、一時間目のチャイムがなった。
その時、私は日野くんからの目線に気づいてなかった
のだった。