【完】白のあなたに恋をする
「そういえば、日野くん、私になにか用事でもあったの?」
日野くんはコーヒーから口を話して、
うーん…となにかためらった。
「うー…、あっ、ほら!黒瀬と話したくて?」
「は、はぁ…」
「あっ…やっぱいやだった…?」
日野くんがしゅんとしたように、私の様子
を伺った。
私はもちろん、嫌な訳じゃなかったので
首を横にふった。
「よかったぁ…、嫌われてたらどうしようかと
思ったよ」
「そんなっ、日野くんを嫌いになるひとなんて
いないと思うよ?」
えっ?と日野くんが驚く。
「だって、日野くん、優しいし、笑顔が素敵だし、
素敵な人だと思うよ?」
日野くんは先程より目を丸くして、私を見つめていた。
…私変なこといったかな?
素直な気持ちをいったまでなんだけど…。