悪魔か天使か!?〜David or angel〜



「私だけの…私だけの海斗でいてっ!」

気がついたら私は海斗らしき人に抱きついていた。



欲張りかもしれない。

失礼かもしれない。

非常識かもしれない。


でも、今の私には気の利いたことができないんだ。


「…それはムリっしょ。」

海斗らしき人は私の手を優しくはらった。


「だよね…ごめん。」
私は海斗らしき人に背を向ける。

ごめんなさい。


「魅月(みつき)っ。」

「み…つ…き…?」

「俺は五十嵐魅月。」

彼は太陽の光に負けないくらいキラキラしていた。
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