悪魔か天使か!?〜David or angel〜
あれから1ヶ月がたった。
魅月とはあれ以来話していない。おなじ大学だからよく会うが、お互いなぜか避けていた。
魅月は大学一の美女と言われる中川有紗ということ付き合っている。つい最近の話だ。
それを聞いたときは、正直ショックだったが、海斗ぢゃないんだって思ったら他人のことのように思えた。
「メーイ。」
振り向くと、そこにはいつもの笑顔があった。
「夕陽。」
「メイさぁ、最近よくボーっとしてるよね?」
「そ、そぉかなぁ??」
「うん、してるしてる。」
夕陽は気づいてるのかな。
私が魅月くんを海斗と重ね合わせていること。
…魅月くんを目で追ってしまうこと。
「あーっ!夕陽くん!!」
夕陽に誰かが駆け寄ってきた。
私と夕陽の目の前に現れたのは、背が高くスラリと足の長い、まさにモデル体系!!顔もそんじょそこらのアイドルよか断然可愛い!!一言でいったら美女だった。
「中川。」
なかがわ…?
「中川って…中川有紗ちゃん?」
まさかと思い、私はつい聞いてしまった。
「そぉだけど?」
この人が、魅月くんの彼女。
確かにお似合いだぁ、美男美女カップル。
「知ってるの?」
「いや……魅月くんの彼女?」
やばっ。変なことまで聞いちゃったよ。
夕陽からの視線が怖いかも。
「うん♪…ぁ!もしかして、あなたは夕陽くんの彼女さん?」
「そーだぜ。俺の彼女のメイ。可愛いだろー?」
ちょっと…夕陽ってば。
「めっちゃ可愛いーっ!よろしくね、メイちゃん!」
「あ…うん。」
それから、私は有紗ちゃんのペースにのせられ、なんとなく仲良くなりました笑。