悪魔か天使か!?〜David or angel〜
有紗と付き合うことになったのは、有紗の猛烈なアピールの末だった。
恋愛がよくわかんなかった俺は、有紗にいろんなことを教わった。
恋人はキスをするの。
有紗からなんでもしてくれた。
だから、俺は流れに身を任せるだけだった。
それが恋ぢゃないってきづいたのは大学に入ってすぐだった。
メイに出逢った。
最初は海斗、海斗ってうぜぇ女だった。
だけど気づいた。
こいつは海斗が愛してた女なんだって。
それから俺の心の一部がメイに会いたがっていた、いつでも。
もしかしたらそれは、俺の心の中の海斗だったのかもしれない。
でも、メイにあうたびに夕陽とイチャイチャしていた。
あいつは本当に海斗の愛した女なのか...。
あいつは、ただの男好きなんぢゃないか...?
色々思った。
俺は俺。海斗ぢゃない。
とも思った。
だけど俺はやっぱり、メイに会いたがっていた。
会えたら胸が苦しくなって、また会いたがっていた。
そして気づいたんだ。
あの手紙の裏側に、
下の方に...
小さな字で...
メイを幸せにしろ。
って。