悪魔か天使か!?〜David or angel〜
そして今、うだうだしている俺に追いうちをかけるようにメイが海斗、海斗と叫ぶ。
俺は魅月だよ...。
悔しい。
死んだやつに負ける自分。
メイを苦しめてる自分。
もう、いっそのこと海斗になりたい。
海斗だよ。
メイが好きすぎて生き返っちゃった。
って笑顔で言ったら、俺にベッタリだろうか?
夕陽も有紗もほったらかしで俺しか見ないだろうか?
だけど...
俺は魅月なんだな。
五十嵐魅月...。
正真正銘海斗ぢゃない。
「魅月だよ...。」
その一言がもっとメイをきずつけるかもしれない。
「俺は魅月。海斗は双子の兄貴。」