恋が叶うまで
いやいや高杉を部屋まで案内した。

「ここがあんたの部屋」
「あんたじゃねえ。
輝羅だ」
「どうでもいいしっ」
「よくねえ。
輝羅って呼べ」

また命令口調‥。

「はいはい」

適当に返事をすれば
じーっとあたしを見てくる。
‥なんでか顔が熱い。

「な、なにっ」
「早く呼べ」
「き、輝羅‥」
「ん、合格」

なんなのこいつとか思ってると
目の前に高杉‥じゃなくて輝羅が。

「‥!?」
< 15 / 33 >

この作品をシェア

pagetop