腐った日常生活はライ腐(フ)と詠む。



「…よしっ」

少し気合を入れ、走ろうとした瞬間、携帯の着信音が鳴り響いた。

おおよそ、こんなに早い時間に掛けてくるのは、義父である平宗さんくらいしか居ないだろう。

「…朝霧です」

「平宗だ。おはよう、白露」

電話に出ると案の定、平宗さんだった。


< 13 / 26 >

この作品をシェア

pagetop