腐った日常生活はライ腐(フ)と詠む。



>ピッ

通話を切り、携帯を閉じる。

今日は、割と良い日かもしれない。

そんなことを思いながらも、家までの距離を走る。勿論、途中出会った近所のおばさんへの挨拶は忘れずに。

家に帰ってシャワーを浴びる頃には、時刻は5:30近くになっていた。

3分程身体をほぐし、柚と自分の朝食と、学校で食べる弁当を作る。(ちなみに、母である静香さんは現在、小説家として取材を受けているらしく、今日の昼まで帰ってこないらしい。昼食は食べて来るので、作り置きは要らないそうだ。)

そんなことに思想を巡らせながらも、サンドイッチを作り終えたときには、なぜか寝ていたハズの柚が制服姿で隣にたっていた。


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