腐った日常生活はライ腐(フ)と詠む。



だが、そんな幸せな日々はそう長くは続かなかった。

あれは、確か小六の夏のある日だった。

姉さんが…柚が、目覚めてしまったのだ。

――BL≪ボーイズラブ≫に。


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