紺碧の海 金色の砂漠
(21)いつまでもあなたと
(21)いつまでもあなたと
「……アルって本当にスゴイよねぇ」
舞はしみじみって感じで口にする。
「なんだ。今さら何を言っておる」
「それは、まあ、そうなんだけど」
「どうした、舞。まさか……まだ足りぬのか?」
「そ、そんなわけないでしょーっ! 腰がフラフラで座ってるのも辛いから、アルにもたれてるっていうのにっ」
舞は真剣に叫んだ。
窓から朝の陽射しが射し込みはじめた。天蓋のカーテン越しとはいえ、それくらいはちゃんとわかる。
いい加減、少しは休ませて欲しい。というのが本音だ。
なんといっても今日の午後には帰国が決まっている。機内には豪華なベッドがあるので、寝ようと思えばいくらでも寝られるが……。
(機内だと元気になって迫ってくる可能性大だもん。でも、今からもう一回! なんてことは言わないよね?)
「……アルって本当にスゴイよねぇ」
舞はしみじみって感じで口にする。
「なんだ。今さら何を言っておる」
「それは、まあ、そうなんだけど」
「どうした、舞。まさか……まだ足りぬのか?」
「そ、そんなわけないでしょーっ! 腰がフラフラで座ってるのも辛いから、アルにもたれてるっていうのにっ」
舞は真剣に叫んだ。
窓から朝の陽射しが射し込みはじめた。天蓋のカーテン越しとはいえ、それくらいはちゃんとわかる。
いい加減、少しは休ませて欲しい。というのが本音だ。
なんといっても今日の午後には帰国が決まっている。機内には豪華なベッドがあるので、寝ようと思えばいくらでも寝られるが……。
(機内だと元気になって迫ってくる可能性大だもん。でも、今からもう一回! なんてことは言わないよね?)