紺碧の海 金色の砂漠
「おっと。せっかく飲ましてやっているのだぞ。こぼすでない」


舌先でチロチロと啄ばむように、胸の先端を舐め始めた。


「やん! アル、もう……今、終わったばかりでしょ。ちょっと休ませて。第一、アルだって」


そう簡単に回復してないはず――と思ったのは甘かった。

彼のジャンビーアは腰布を払い落とし、ツヤツヤと光りながらいつでも出陣可能な状態になっている。


「ん? 私がなんだ?」


(もう、アルってば、絶倫なんだからっ!)


身が持たないと舞が叫びそうになったとき、彼の指が上掛けに隠れた彼女の下半身に滑り込んだ。


「ヒャン! や……アル、まだダメぇ」


そこは先ほどの快感からまだ熱が完全に引いていない。充分に潤い、わずかな刺激で簡単に波を呼び込んでしまうのだ。


「駄目ではなかろう? 柔らかく解れていて、私の指が二本も楽に吸い込まれる。内部も深く広がり、指ではないものを待つかのようだ」


そんなことを言いながら、指を入れてクルクル回し始めた。


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