か・せ・こ・く・い
「うわぁ!!」
起きると普通の朝。
でも、涙が流れたのは事実で。
また不思議と涙が流れてきた。
なぜか罪悪感しか残らなかった。
この夢はいつまで続くのだろう…。
なにか変えたら変わるのか?
できればもうこの夢は見たくない。
「ワンワン!!」
私が部屋に居ることに気付いたのかごんがドアの前で鳴いていた。
「ごん?」
私はドアを開けると、ごんは部屋を駆け回った。
「ごんは気楽でいいなぁ」
「ワン!!」
そういえば…今日は休み。
部活もないし、部屋でゆっくりとしよう。
ベッドに置いていた携帯を開く。
するとメールが20件、電話が30件来ていた。
「えぇ!?」
メールの20中10件、電話の28件。
全部が豊だった。
一体どうしたんだろう。
メールをチェックする。
「from 侑香里
 件名 なし
 本文 今どこにいんの?遊ばない?」
というメールだった。
それが一分ごとに送られていた。
どうしよう…。
今日はゆっくりしたいし、遊ぶのは断っとこう。
そう考えた私は豊に返信した。
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