人生はドラマである
僕の思惑
「ショウ、わかった?
これが着替え、これがお昼寝用のシーツ、これが水遊び用のサンダル……」
「わかったよ」
「ちゃんと、棚のあるべきところに入れとかないと、先生が困るんだから」
「わかったよ」
「適当に入れちゃ嫌よ。翼も困るし」
「わかったよ」
「シーツはきちんとホールの押入れの布団にかけておいてよ!」
「わかったって言ってるだろっ!」
「じゃ、行ってくるから。ツバちゃん、おりこうに待っててね」
そんなやり取りの後、ママは僕と翔おじさんを残して仕事に出かけていった。