恋愛恐怖症
「ただいまっ!!」
「おかえりー!!」
リビングで姉、華澄がパソコンをいじっていた。
私の両親は両方共科学者だった。
しかし、研修のため家を離れていたとき、研修先で事故にあい、そのまま命をおとした。
そのため、この家で私と、二十歳の姉で、二人で住んでいる。
「そういえば…学校で会えた!?翼たちに。」
「翼って…お姉ちゃん知ってんの!?」
翼ってさっき会った人だよね??
「ええ!翼は、晴彦さんの従兄弟よ!!」
えっ!!!!!!
晴彦さんとは、姉の婚約者。
「何で晴彦さんの従兄弟が私に…。」
「私が言ったの」
えっ!?