恋愛恐怖症
「お前男苦手なのかっ??」
翼が私に聞いてきた。
「う、うるさい…あ、あんたには関係ないでしょっ!!」
いきなり体が震えだした。
「何緊張してんだよっ!!そうだっ!!手、貸して!!」
えっ??
私は恐る恐るてを差し伸べた。
「男に慣れる第一歩っ!!」
翼は私の手のひらに、小さい紙を置いた。
「アドレス…。」
紙には電話番号と、アドレスが書いてあった。
「いつでも送ってこいよっ!!」
翼は、“じゃぁな”と言って自分の家に戻った。
「はぁ〜…。」
なんで私…翼と普通に話せるんだろう。