七色ボーイズ〜太陽の光〜
教室に着くと、女子はあたしだけだった。
ウソ・・・。
あたし。
生きてゆけますか!?
とりあえず、あたしは席に着いた。
ちょ、さっきから何か話しかけられるし!!
「ねー、あんた何て名前?」
「名札にたかはねって書いてんじゃん」
ひぃー。
やめてくれぇー。
喋りかけないで!!
てかっ。
“たかはね”じゃないし!
“たかば”だし!
あたしはもともと男子と関わりのない中学校生活だったのに、いきなりこんな地獄なんて無理だよ。
「なー、なにちゃん?無視すんなよー」
「千夏・・・、だろ?」
え・・・?
あたしの横の席に座ったのは―――――――
「楓我!」