七色ボーイズ〜太陽の光〜



あたしは一瞬で緊張がとけた。

「大丈夫か?高羽」



楓我の髪の毛は少しワックスでかためられてるようだった。

さすがに高校生にもなると、おしゃれしたいよね。


「高羽って読むのかよ」

はぁ・・・。

楓我が来ないとあたし泣いてたかも。




周りの男子の注目は、あたしから楓我にうつった。





「楓我っつーの?」
「おう。」
「俺は龍月(たつき)!よろしく」
「どこ中?」
「俺は」・・・



そのまま盛り上がる話。



あたしは置いて行かれ、またひとりぼっちに。





ほんとに、このクラスで女子ってあたしだけ〜?

< 23 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop