龍とわたしと裏庭で⑥【高3新学期編】
「やばい」
悟くんは前を見据えたまま、小声で言った。
ペロがじゃれついていた物が、いきなり膨れ上がった。
それは、ザザッと床を擦るような音と共に、わたし達の方に滑るように向かって来た。
「逃げろ!」
悟くんは前を見据えたまま、小声で言った。
ペロがじゃれついていた物が、いきなり膨れ上がった。
それは、ザザッと床を擦るような音と共に、わたし達の方に滑るように向かって来た。
「逃げろ!」