龍とわたしと裏庭で⑥【高3新学期編】
「家を継いだ時からこうなった。僕の中の龍神の力が怖いんだと思う」
わたしは、圭吾さんの体に腕を回して抱きしめた。
「大丈夫。わたしは怖くないもの。だからついて来てくれなかったの?」
「うん。僕が一緒だと、みんな逃げてしまうからね」
「犬や猫が嫌いなのかと思った」
「いや、好きだよ。あっちはそうじゃないみたいだけど」
かわいそうな圭吾さん。
「わたしの見た子犬はきっと大丈夫。すごく人懐っこいの。今すぐは無理でも、すぐに圭吾さんにも懐くわ」
圭吾さんがわたしをギュッと抱きしめた。
「お前、いい加減にその負け犬キャラ何とかしろよ。見てる方が情けない」
要さんが言った。
『負け犬キャラ』って何?
「仕方ないだろ? この方がウケがいいんだから」
圭吾さんは言い返した。
わたしは、圭吾さんの体に腕を回して抱きしめた。
「大丈夫。わたしは怖くないもの。だからついて来てくれなかったの?」
「うん。僕が一緒だと、みんな逃げてしまうからね」
「犬や猫が嫌いなのかと思った」
「いや、好きだよ。あっちはそうじゃないみたいだけど」
かわいそうな圭吾さん。
「わたしの見た子犬はきっと大丈夫。すごく人懐っこいの。今すぐは無理でも、すぐに圭吾さんにも懐くわ」
圭吾さんがわたしをギュッと抱きしめた。
「お前、いい加減にその負け犬キャラ何とかしろよ。見てる方が情けない」
要さんが言った。
『負け犬キャラ』って何?
「仕方ないだろ? この方がウケがいいんだから」
圭吾さんは言い返した。