龍とわたしと裏庭で⑥【高3新学期編】
「ほとんど詐欺じゃないのか?」
「何とでも言え。なり振りなんてかまっていられるか」
圭吾さんはそう言うと、わたしの頭のてっぺんにキスをした。
「志鶴のためなら何だってする」
へっ? わたし?
今の、わたしの話だったの?
詐欺って……わたし、何か騙されてる?
「あ――――っ!!」
突然大きな声がした。
振り向くと、アイちゃんがあんぐりと口を開けて圭吾さんを見ていた。
その後には、松子さんと他の子供達。
「お、お姉さんの彼氏って、その人?!」
「そうよ」
「その人、羽竜家の一番偉い人だよ?」
「知ってるわ」
わたしはニッコリと笑った。
「すごっ! お姉さん、見かけによらず度胸あるんだね。飼うのドーベルマンでも平気でいけるわ」
「何とでも言え。なり振りなんてかまっていられるか」
圭吾さんはそう言うと、わたしの頭のてっぺんにキスをした。
「志鶴のためなら何だってする」
へっ? わたし?
今の、わたしの話だったの?
詐欺って……わたし、何か騙されてる?
「あ――――っ!!」
突然大きな声がした。
振り向くと、アイちゃんがあんぐりと口を開けて圭吾さんを見ていた。
その後には、松子さんと他の子供達。
「お、お姉さんの彼氏って、その人?!」
「そうよ」
「その人、羽竜家の一番偉い人だよ?」
「知ってるわ」
わたしはニッコリと笑った。
「すごっ! お姉さん、見かけによらず度胸あるんだね。飼うのドーベルマンでも平気でいけるわ」