龍とわたしと裏庭で⑥【高3新学期編】
圭吾さんはクスッと笑った。
「お子様の志鶴が急に大人っぽい事をするから、焦ってしまったよ」
「失礼ね! お子様じゃないわよ!」
「ゴメンゴメン」
圭吾さんが笑う。
「すっかり待たせちゃったね。これから何したい?」
「話をしたい」
「話? 何の?」
「何でもいいの。ただ普通のおしゃべりがしたい。圭吾さんと」
圭吾さんは何とも言えない顔をして、わたしをそっと抱きしめた。
「後で――」
圭吾さんはわたしの髪に顔を埋めて、囁くように言った。
「後で一晩中でも話すから、先に君を抱かせて。我慢できそうにない」
わたしは圭吾さんの背中に手を回して、
「いいわ」
と答えた。
「お子様の志鶴が急に大人っぽい事をするから、焦ってしまったよ」
「失礼ね! お子様じゃないわよ!」
「ゴメンゴメン」
圭吾さんが笑う。
「すっかり待たせちゃったね。これから何したい?」
「話をしたい」
「話? 何の?」
「何でもいいの。ただ普通のおしゃべりがしたい。圭吾さんと」
圭吾さんは何とも言えない顔をして、わたしをそっと抱きしめた。
「後で――」
圭吾さんはわたしの髪に顔を埋めて、囁くように言った。
「後で一晩中でも話すから、先に君を抱かせて。我慢できそうにない」
わたしは圭吾さんの背中に手を回して、
「いいわ」
と答えた。