龍とわたしと裏庭で⑥【高3新学期編】
その瞬間
恋じゃなくても構わないと思った。
圭吾さんの一部が人ではなくても
正気を保つためにわたしを求めているとしても
それでも構わない。
たとえ明日どんな事が起ころうとも、この人のためになら生きて行ける。
「ねえ、やっぱりコーヒーを入れるわ。一緒に飲みましょ」
恋じゃなくても構わないと思った。
圭吾さんの一部が人ではなくても
正気を保つためにわたしを求めているとしても
それでも構わない。
たとえ明日どんな事が起ころうとも、この人のためになら生きて行ける。
「ねえ、やっぱりコーヒーを入れるわ。一緒に飲みましょ」