☆甘い授業と俺☆
そういって、自分の荷物を持ち、廊下に出た。
田中さんと歩きながら、俺の診察室に向かっていると。
「瑞樹」
名前を呼ばれた。
声でわかるが、振り返ると。
案の定。
予想通りの人がいた。
「ちょっといいか?」
…はぁ…。
「ごめん田中さんは先に診察室行ってて。これ。」
持っていたカルテを渡し、言った。
「わかりました。」
そういい、歩き出した。
そして、俺の名前を呼んだ人物が近づいてくる。
「瑞樹」
「…なんですか?…父さん」