☆甘い授業と俺☆
告白 Side瑞樹
「…なんですか?…父さん」
「瑞樹、会議に遅れるなんて珍しいんじゃないか?」
この人。
さっき言っていた。
俺の父。
白井 弘之 Shiraishi Hiroyoki45歳。
白井病院の本館の方に勤務して内科と小児科を担当している。
「…遅れてすいませんでした。」
「なんか理由があるんだろう?」
まぁそれはそうなんだけど…。
「まぁ…」
「言えないことなのか?」
「はい…」
「まさか、さっきのナースと…?」
…はぁ?
「違いますよ。患者の事だから、言えないだけです。田中さんとは何でもないですし。」
それをしっかり伝えた。
なのに、腑に落ちないようで…。