☆甘い授業と俺☆
そんな予感が心に引っ掛かりながらも。
月日は過ぎていく。
気づけば、半袖のシーズンになっていた。
遠藤はうつになりかけていたが、回復していき、持ち直した。
今ではそろそろ退院できるだろうと言われている。
璃優はというもの、あれ以来、声は出るが、それ以外、回復がいまいちわからない。
コンコン ガラッ
「璃優、おはよう!」
朝の回診で璃優の部屋に来た。
「おはようございます!」
少し会話を代わし、璃優と離れ、次の病室へと向かった。
そういえば、最近気にしていなかったが、
"声が出るようになったら話す"
と言っていた、内容はどこにいったのだろう?
それが解決しない限り、ずっとこのままな気がする。