☆甘い授業と俺☆
俺が医者になったのは、22の時。
いや。
正確には高校の頃から、助手をしていた。
そして、大学の頃は
普通に今の精神科で働いていた気がする。
あれ?
いつ医者になりたいって夢を持ったっけ?
あぁ…全然思い出せない。
「瑞樹?」
「んぁ?」
突然名前を呼ばれ、変な返事をしてしまった。
「どうしたの?」
答えなかったことが不思議なのだろう。
「…忘れた。そのうちな!」
そのまま伝えた。
まぁ思い出したらな?
「えぇ?瑞樹のけち~」
璃優はそう言ってきた。
どうやら、俺は適当にかわしていると思っているみたいだ。
まぁいいけど。