☆甘い授業と俺☆
そして、私が恋していた相手は、松山くん。
あ、松山くんとは璃優に告白した人です。
あすも璃優も知ってるんです。
私が松山くんを好きなこと。
でも、夏休み明け、
『璃優に松山くんが告白した。
璃優と松山くんは付き合ってる。
美男美女でお似合い。でも、うざい。』
そんなふうにみんなが囃し立てていました。
私は、相手が松山くん だっただけに、その話を、璃優に確認せず、信じてしまったんです。
後悔したのは大分あと。
気づくのが遅かったんです。
ほとぼりが覚め初めたころ。
裏ではまだ陰湿ないじめ対象に。
松山くんがファンクラブまであるくらい人気だったためです。
私は璃優に気づいてあげられなかった。
逆に、いじめる側の立場になってしまった。