☆甘い授業と俺☆
はっきり言われた。
「ありがと。璃優を守るよ。何があっても…!」
その俺の言葉を聞くと、笑顔で頭を下げて、去っていった。
その姿を見届けて、
自分の部屋へ向かった。
ガチャッ
「瑞樹!!…遅かったね…。」
「あ、うん。ちょっと。はいよ、ジュース。」
ほっぺたにつけて渡した。
「ひゃっ。冷たっ!…ありがと。」
なんのお礼か分からなかったけど、
とりあえず微笑んだ。
「瑞樹…私、正直ね学校はまだ怖いんだ。
だから、好きな友達も、目の前にすると怖い。また失うんじゃないかって。」
「璃優…」
璃優を抱き締めた。
「でも、あの二人ときちんと話そうと思う。」
…
「そっか!」
「うん。でね、瑞樹に今日、お願いがあるんだ。」
璃優からのお願い…?