☆甘い授業と俺☆
やっぱり、璃優は見つからなかった。
今日の会議で話し合い、
手紙に本人が望んでることが書いてありため、
退院扱いとなった。
「白井先生」
「…夏井」
屋上に一人でいたら、
夏井が来たみたいで、話しかけられた。
「…」
「ハハッ。どうした?」
話し出さないから、笑い半分に聞いてみた。
「…言いづらいんですけど…。」
「…ん?」
ふだん、ストレートに言ってくる夏井が
こんな風になってるのを始めてみた。
「あの…」
…あぁ…。
なんとなく…感づいた。
「璃優のこと?」
「……はい。」
言いづらそうに、返事をした。
「璃優がどうした?言えよ?」
夏井の珍しい態度に戸惑いつつも聞いた。