☆甘い授業と俺☆
電話を切ったあと、
瑞樹への手紙を書き始めた。
何を書いたらいいのか、すごく迷った。
そのあげく、
簡単な言葉でしか書かなかった。
でも、それぐらいが丁度いいような気がする。
二日後、朝早くおき、窓に手紙を置いてから部屋を出た。
朝が早いため、出入り口には人はいない。
でも防犯カメラ、セキュリティがついてるから、非常口から出た。
出たあと、病院を見上げ。
「瑞樹…バイバイ」
止まっている車に向かってある気、お兄ちゃんが外にいた。
「荷物」
お兄ちゃんが荷物を積んでくれて、運転席の隣にのった。
お兄ちゃんは車を発進させた。
しばらくは黙ってたけど、始めに口を開いたのはお兄ちゃんだった。
「久しぶり、璃優。」
「うん。久しぶり。」
久しぶりのお兄ちゃんだったけど、前からたいして変わりはなかった。
「成長したな!」
「そう?」
笑いながらするお兄ちゃんとの会話。
懐かしかった。